2026 年 41 巻 5 号 p. 140-145
〔目的〕私立小学生の怪我の受傷歴と生活習慣・身体機能との関連を明らかにすること.〔対象と方法〕ある年の私立小学校1~6年生を対象に,怪我の受傷歴,生活習慣について自己記入式アンケートを実施し,怪我の受傷と生活習慣・身体機能との関連を横断的に検討した.〔結果〕怪我の受傷歴は,握力や運動時間と関連する可能性が示された.すなわち,身体能力である握力が高く,運動時間が長い児童ほど怪我の受傷が多い傾向があった.生活習慣である睡眠時間やスクリーンタイムとの明確な関連は認められなかった.〔結語〕私立小学校児童において,身体機能はもとより,生活習慣である運動量の高さが怪我の受傷と関連する可能性が示唆された.学校現場においては,運動量の多い児童に対する適切な運動指導が,怪我予防の視点から重要であると考える.