抄録
男子8名を対象に体重の10%相当の重量を体幹に負荷したトレッドミル歩行を実施し、酸素摂取量と心拍数を測定して身体への影響を検討した。歩行速度は時速3km~時速8km(5mile)とし、検定には分散分析法を用いた。その結果、(1)酸素摂取量については負荷歩行と普通歩行との間に有意差を認めなかった。(2)心拍数については時速5kmにおいて有意差(p<0.01)を認めたが、負荷歩行はわずか7.1%大きい値を示したのみであった。
以上より、10%の重量負荷が酸素摂取量ならびに心拍数におよぼす影響は軽度であり、運動療法への応用性は低いと結論された。その反面、高齢者や患者に対するリクリエーション活動としての利用が期待された。