日本臨床外科医学会雑誌
Online ISSN : 2189-2075
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特発性大腸穿孔症例の検討
石川 雅彦稲葉 雅史山崎 弘資久保 良彦後藤 幹雄
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1992 年 53 巻 8 号 p. 1921-1924

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抄録
特発性大腸穿孔は比較的稀な疾患であるが,敗血症ショックに陥ると予後不良である.われわれは1982年4月より1989年10月までの間に8例の特発性大腸穿孔を経験した.穿孔部位はS状結腸4例,直腸2例,横行結腸1例,盲腸1例であった.術前検査では白血球減少例が5例(62.5%)であり,増多例は1例(12.5%)のみであった.手術術式はexteriorization 4例, Hartmann手術3例,穿孔部縫合閉鎖+S状結腸人工肛門造設術1例であった.術後経過は2例(25%)が敗血症ショックにより死亡した.大腸穿孔症例では,早期診断,早期治療を施行することが予後向上に極めて重要と考える.
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© 日本臨床外科学会
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