大垣市民病院外科
1998 年 59 巻 5 号 p. 1409-1413
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症例は67歳,女性.糖尿病,脳梗塞で加療中に心窩部不快感が出現し,腹部超音波検査にて腹腔内腫瘍を指摘され外科に紹介となった.腹部CT・MRI検査,上部消化管造影,超音波内視鏡検査,腹部血管造影から壁外性に発育した胃平滑筋肉腫を疑い手術を施行した.血管に富み暗赤色の腫瘍は胃小網を中心に存在し容易に摘出できた.病理組織学的所見より平滑筋肉腫と診断した.小網原発の平滑筋肉腫は極めて稀な疾患であり,自験例を含めた本邦報告例20例について統計的および文献的考察を行った.
日本臨床外科学会雑誌
日本臨床外科医会雑誌
日本臨床外科医学会雑誌
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