高知県立安芸病院外科
1999 年 60 巻 6 号 p. 1552-1556
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症例は80歳,女性.貧血の精査で,上部消化管内視鏡検査,上部消化管造影検査を施行した際,多発性(5カ所)の胃粘膜病変を認め,生検にてすべてGroup Vと診断されたため広範囲幽門側胃切除術,リンパ節郭清を施行した.術後病理組織検査では, Borrmann 2型進行癌とその他に5個の早期癌を認め,同時性6多発胃癌と診断した. 高齢化社会にともない,多発胃癌の発生頻度が年々増加傾向にあるが,同時性に6病巣の胃癌は非常に稀である.
日本臨床外科学会雑誌
日本臨床外科医会雑誌
日本臨床外科医学会雑誌
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