済生会福島総合病院外科
2001 年 62 巻 3 号 p. 689-692
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症例は42歳,女性.小腸ポリープを先進部とする腸重積症(5筒性)で開腹,整復25日後イレウスをきたし,小腸造影で管状狭窄が認められた.症状の改善が見られず,初回手術後38日再手術を施行した.その切除標本より狭窄型虚血性小腸炎と診断された.虚血性小腸炎は比較的稀な疾患で,その誘因にはいろいろ挙げられているが,本症例では腸重積症がその原因と考えられた.
日本臨床外科学会雑誌
日本臨床外科医会雑誌
日本臨床外科医学会雑誌