日本臨床外科学会雑誌
Online ISSN : 1882-5133
Print ISSN : 1345-2843
ISSN-L : 1345-2843
経皮的治療で制御不十分であったS8肝癌に対して胸腔鏡下経横隔膜的MCTが有効であった1例
伴 大輔寺本 研一川村 徹宇田川 勝岩井 武尚有井 滋樹
著者情報
ジャーナル フリー

2002 年 63 巻 4 号 p. 967-971

詳細
抄録

症例は64歳,女性. 20年前より, B型肝炎ウィルス感染を指摘され,他院内科にてフォローされてきたが, 1999年1月,肝S8ドーム直下に径1.5cmの肝細胞癌を指摘され, 2回の人工腹水法を併用した経皮的マイクロターゼ焼灼と, 1回の動脈塞栓術を施行されたが,局所コントロールすることができなかった.今回われわれは胸腔鏡下のマイクロターゼ焼灼によって治療しえたので報告する.

著者関連情報
© 日本臨床外科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top