日本臨床外科学会雑誌
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腸重積をきたした悪性黒色腫小腸転移の1例
阿部 仁郎宗本 義則天谷 奨浅田 康行飯田 善郎三浦 将司
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2003 年 64 巻 8 号 p. 1925-1929

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抄録
腸重積をきたした悪性黒色腫小腸転移の1例を経験したので報告する.症例は89歳,男性.主訴は右下腹部痛,貧血. 1999年に背部悪性黒色腫の手術を受けている. 2001年6月頃より右下腹部痛を自覚し当院内科を受診,腹部超音波, CTにて右下腹部に腸重積を認めた. 2001年7月6日精査加療目的にて外科入院となった.小腸造影で先進部に腫瘍を認める回腸腸重積症を認め,小腸腫瘍による腸重積の診断にて, 2001年7月18日に手術を施行した.手術時には腸重積は解除されており,回腸に10カ所の黒色腫瘤を認めた.約90cmの腹腔鏡補助下小腸部分切除術を施行した.免疫染色の結果, HMB-45蛋白陽性で,悪性黒色腫の小腸転移と診断した.術後8カ月再発なく経過したが,他病死した.
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