日本科学教育学会年会論文集
Online ISSN : 2433-2925
Print ISSN : 2186-3628
ISSN-L : 0913-4476
セッションID: 53
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論文集
土佐山学を通じたグローカルな数学教育の可能性と課題
OECDエコシステム・アプローチを用いた分析を基にして
*日下 智志高阪 将人
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抄録

本研究では,高知市立義務教育学校土佐山学舎における地域に根ざした総合的な学習「土佐山学」に着目し,OECDのエコシステム・アプローチ(2020)に基づき,マイクロからクロノまでの各層における実践と課題を構造的に分析した.その結果,教室での学びと地域との連携,教育行政の支援が相互に作用することが教育実践の持続発展に不可欠であること,さらに,校長のリーダーシップや地域の関与がクロノシステムを通して教育活動の質に長期的な影響を及ぼしていることが明らかとなった.さらに事例として,グローカルな視点から数学,特に統計教育を取り上げて考察した.6年生の統計単元では,地域イベントを題材に学んだ知識を応用することで,実践的判断力や協働的問題解決力が育まれていた.

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