日本臨床外科学会雑誌
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乳癌を併発した水疱性類天疱瘡の1例
青山 圭神尾 孝子大地 哲也亀岡 信悟
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キーワード: 水疱性類天疱瘡, 乳癌
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2006 年 67 巻 2 号 p. 297-300

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抄録

47歳,女性.躯幹に紅斑,水疱が出現し当院皮膚科受診.初診時躯幹,四肢に拇指頭大までの浮腫性紅斑が多発し,中心に水疱を混じていた.水疱性類天疱瘡の診断にて皮膚科入院.内臓悪性腫瘍の合併を考え全身検索したところ左乳房に腫瘤認められ細胞診検査にてclass V, 乳癌と診断された.
左乳房切除施行(児玉変法)した.リンパ節転移が認められ術後化学療法施行した.
水疱症の代表疾患である天疱瘡,類天疱瘡は皮膚や口腔粘膜に水痕やびらんを形成する自己免疫疾患である.本症は悪性疾患との合併がしばしば散見される.

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