臨床血液
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症例
高カルシウム血症を伴い白血化した腸骨原発悪性リンパ腫の1例
吉田 明, 上田 孝典, 田中 義孝, 井村 慎一, 小西 二三男, 内田 三千彦, 北 堅吉, 中村 徹
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1991 年 32 巻 4 号 p. 404-408

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抄録
症例は42歳・男性で右腸骨外側の痛みを主訴とし初診時骨盤X-P, CTにて左右腸骨に腫瘤が認められた。生検標本では免疫組織化学にてMT-1のみが陽性であった。悪性リンパ腫を強く疑いvindesine, cyclophosphamide, prednisolone, pirarubicinによる化学療法を合計4クール施行した。さらに放射線療法(3 Gy×15 day)を実施したがいずれも無効で終了直後に著明な高カルシウム血症を伴い白血化した。白血化した芽球の表面形質はHLA-DR, CD 19 (B 4), CD 20 (B 1)が陽性でありB細胞性非ホジキンリンパ腫(diffuse, large cell type, immunoblastic subtype)の白血化と診断した。BH-AC·AMP療法にVP-16を併用し治療したが全身性真菌感染症で死亡した。高カルシウム血症を合併した骨原発悪性リンパ腫は海外より4例報告されているが本邦では未だされておらず興味ある症例と考え報告した。
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© 1991 一般社団法人 日本血液学会
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