抄録
東北7県で134例収集した。50歳以上の例が全体の57%で性差はなかった。血球別例数は白血球減少51例,血小板減少32例,貧血9例で溶血性が7例,赤血球癆が2例であった。被疑薬は中枢神経用薬49例,循環器用薬25例,抗菌剤48例であった。白血球減少症ではブレンディール5例,メルカゾール11例で,抗生剤14例の多くはペニシリン-セフェム系薬であった。血小板減少症では,H2-blockerが6例と多く,抗生物質12例ではほとんどがペニシリン-セフェム系薬であった。貧血はアルドメット,グロベニン各2例を含む溶血性貧血が7例で,汎血球減少症の15例では被疑薬19剤のうち12剤が中枢神経系用薬であった。血液障害が原因となった死亡は6例であった。