臨床血液
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症例
t(1;3)(p36;q21)の染色体異常を認めた慢性骨髄単球性白血病急性転化
大西 裕中道 恒雄前田 裕一郎鎮西 忠信中川 俊太郎西郷 勝康
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1998 年 39 巻 7 号 p. 519-525

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抄録
症例は66歳男性。1995年9月,微熱から白血球増多を指摘,経過観察されていた。約3カ月後,白血球数の急増をきたし,WBC 58,800/μl(芽球19%, 単球22%),Hb 9.0 g/dl, plt 116×104l, 骨髄では芽球様細胞の増加(52.6%)のほか,微小巨核球など異形性のある巨核球が多数みられた。血中,尿中リゾチームは高値で,Major bcr/abl mRNAは認めず,t(1;3)(p36;q21)の染色体異常が認められた。慢性骨髄単球性白血病(CMMoL)急性白血病化と診断したが治療抵抗性であり,約3カ月で死亡した。1;3転座は骨髄異形性症候群(MDS), 一部の白血病などでまれに認められる。巨核球系の形態異常を認めることが多く,MDS症例では白血病化しやすく,長期生存例が少なく,特定の疾患群を形成していることも考えられ,今後も症例の集積が必要と考えられた。
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© 1998 一般社団法人 日本血液学会
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