臨床血液
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特集:臨床血液学 ―最新情報と今後の展望2018 (骨髄系疾患)―
慢性骨髄性白血病:診療最前線
高橋 直人
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2018 年 59 巻 6 号 p. 747-754

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抄録

慢性期慢性骨髄性白血病の新たな治療目標である無治療寛解(treatment-free remission, TFR)とはチロシンキナーゼ阻害剤(tyrosine kinase inhibitor, TKI)により深い分子遺伝学的寛解(deep molecular response, DMR)に到達したのち,TKI治療を中止しても分子遺伝学的効果が維持される状態のことである。2017年のNCCNガイドラインでは「3年以上のTKI治療歴,2年以上のDMRの維持,TKI中止後半年間の月一回の分子遺伝学的モニタリングの実施とその後の定期的なモニタリングなど」の一定の条件を課して臨床試験以外でのTKI中止を世界で初めて許容した。本邦のガイドラインにおいても今後,臨床試験外のTFRが言及されると推測される。将来のTFRを成功させるため,少なくともDMRを達成し継続することが,TKI感受性を示す症例の課題である。

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© 2018 一般社団法人 日本血液学会
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