臨床血液
Online ISSN : 1882-0824
Print ISSN : 0485-1439
ISSN-L : 0485-1439
Symposium 8
急性骨髄性白血病に対するHedgehog阻害剤の効果とバイオマーカーの検討
南 陽介
著者情報
ジャーナル 認証あり

2019 年 60 巻 7 号 p. 843-846

詳細
抄録

ヘッジホッグ(Hedgehog, Hh)シグナル伝達経路は,胎生期の臓器形成において重要な機能を担っている。近年,がんにおけるアベラントな(異常な)活性化や白血病幹細胞との関わりなども見出され,治療標的として注目が高まっている。SMO(Hhシグナルをポジティブに制御する分子)に対する阻害剤は,基底細胞がんに対する臨床効果が示されているとともに,急性骨髄性白血病(AML)に対する研究・開発も進行中であり,期待が持たれている。

著者関連情報
© 2019 一般社団法人 日本血液学会
前の記事 次の記事
feedback
Top