京都大学医学部附属病院 検査部・細胞療法センター・血液内科
2023 年 64 巻 11 号 p. 1465-1469
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キメラ抗原受容体T細胞(CAR-T)療法は,強い効果とともに,特徴的な合併症を有する。CAR-T細胞療法後の副作用としては,サイトカイン放出症候群(CRS)と免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群(ICANS)が最も特徴的であろう。CRSやICANSの派手な臨床像の影に隠れてしまうものの,管理上重要な副作用が他にも多く存在する。本稿では,CAR-T投与後に留意すべき副作用に関して,実経験に基づき概説したい。
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