2022 年 28 巻 p. 7-12
著者らは,非接触で水表面の濁度計測を行うため,既往の濁度推定手法をUAV搭載型マルチスペクトルカメラに適用した.しかしながら,実測濁度に対する推定濁度の決定係数が0.4と,精度の面で技術的な課題があった.この要因を検証するため,濁度推定精度に関する基礎実験および感度分析を行った後,二風谷ダム湖における現地観測を実施した.その結果,照度計で計測される傾斜情報が要因であることを特定し,現地観測ではこれを改善することで,決定係数が0.86となり,本手法を用いた濁度平面分布の把握が可能となった.