2023 年 29 巻 p. 25-30
本研究では,少ない労力で広範囲の河床材料を調査する技術の確立を目指して,3DスキャナやUAV-SfM測量等で河床表層材料の詳細な3次元形状データを取得し,これを自動解析して粒度分布を把握するための手法を構築した.そして,手法の妥当性を検証するため,実河川の複数地点で河床表層形状の3Dスキャナ計測やUAV-SfM測量を実施し,その解析結果をふるい分析や写真測定法といった従来手法による計測結果と比較した.その結果,本手法による粒度分布解析結果は,細粒径砂礫の測定に限界があるものの,従来手法による結果と比較的良く一致し,本手法を用いて河床表層材料の粒度分布を概ね正しく把握できること,UAV-SfM測量と組みあわせる事で広範囲の河床表層材料調査にも有効であることを確認した.