2024 年 30 巻 p. 617-622
本報は,ALBのオリジナルデータから水面で反射した点群を抽出し,河川の縦断的な水面標高を推定するアルゴリズムを提案するものである.推定された水面標高と水理計算から求めた検証データとのRMSEは0.08mとなり,オリジナルデータと同程度の標高精度を有する水面標高を,本アルゴリズムにより推定できることを確認した.さらに,アルゴリズムにより抽出される点群の精度は,対象地において,点密度や水面幅といった計測特性及び河道特性に依存することが明らかとなった.構築したGLMから点密度が高く,水面幅が広いほど水面で反射した点群を精度良く抽出できる確率が高まることを示した.