2025 年 31 巻 p. 223-228
越水に対して粘り強い河川堤防は,水理実験等で性能確認を行い研究開発が進められているが,経年的な変状や施工時の不備といった不確実性事象が生じた状況下でも,一定の確からしさをもって越水性能を発揮できる信頼性を有することが望ましい.本稿では,溶接金網を用いたかご工を対象に,机上でFT図に整理した越水性能が損なわれるまでの変状進行シナリオを,実大堤防模型実験によって検証した.さらに,その結果を基にFT図を更新することによる,改善サイクルを試行した結果について報告する.