2025 年 31 巻 p. 535-540
河床材料の粒径分布は,河道管理上極めて重要な基礎資料である.しかしながら,細砂から巨礫までを含むような河床材料の粒径分布をもつ河川の粒度分布は,粒径の大きな材料を対象とした手法と粒径の小さなものを対象とした手法それぞれで得たものに分けられて表現されてきており,1つの粒径加積曲線で表現する有効な手法が存在していなかった.本研究では,粒径の大きなものを対象とした線格子法と小さなものを対象としたふるい分け法の結果を用いて一つの粒径加積曲線を得る手法の開発を行った.今回開発した方法によりこれまで粒径の大きさによって分析法を変えてきている粒径分布の広い河床材料を1つの粒径加積曲線で表現することが可能となった.