2026 年 32 巻 p. 397-402
河道設計において,流下能力を増大させるのみでなく,同時に河道安定性も満足できるよう,動的平衡理論の考え方を用いて設計する手法を提案した.実河川の複雑な地形条件や流量条件に対して,河道特性論を参考に,計算で扱うことができるよう条件の簡素化や,断面形状のモデル化,計算手順の整理を行い,一連の設計手法として取りまとめた.さらに,本手法を基に実河川のデータを用いて河道設計を行い,一次元河床変動計算によって設計した断面形状の妥当性を確認した.これらより,本手法が実用上十分に適用可能であることを示した.