防災教育学研究
Online ISSN : 2436-6315
Print ISSN : 2435-9556
学校防災教育における対話的評価手法の開発に関する研究
―「主体的・対話的で深い学び」めざして―
岡田 夏美, 矢守 克也
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ジャーナル オープンアクセス

2023 年 4 巻 1 号 p. 53-62

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抄録
近年の学校教育での防災実践において重要視されているのが「主体的・対話的で深い学び」をど のような手法で達成するのか、という視点である。この学びの過程で重要なことは、学びの内容 が、学習者の関心に沿って展開されているかどうかという点でもある。そうした関心をすくいあ げるための一般的な手法として、授業アンケートがある。評価手法でもあるこの方法は、一方で、 調べる者と調べられる者との関係に、一定の権力関係をもたらしてしまう懸念がある。つまり、 回答者側に、評価懸念などの心理的作用が働く可能性である。本研究では、こうした一方向的な アンケートによるバイアスをできるだけ軽減し、より双方向的なやり取りを可能とする手法とし て、メッセージカード方式を導入した。結果として、従来の授業アンケートよりも、メッセージ カード方式の方が、より「多様な視点をもった質問」が増加することが分かった。以上より、授 業本体だけではなくて、そのフォローアッププロセスに、従来の“授業アンケート”ではなく、 より対話的な手法、つまりメッセージカード方式を導入することも、「主体的・対話的で深い学 び」を実現するための方策になりえるとの示唆を得た。
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© 2023 防災教育学会
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