Revue japonaise de didactique du français
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Quelle place pour la connaissance des cultures éducatives dans la formation des enseignants de langue-culture ?
Emmanuel ANTIER
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2018 年 13 巻 1-2 号 p. 115-130

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抄録

教育文化に関する研究とその知識は、学習者をその文化的帰属によってカテゴリー化する恐れがあるとして、言語文化教育における個人主義的アプローチの支持者から批判されている。本研究の目的は、多文化環境での教育実践における教師の文化的知識の役割についてのインタビュー調査を通して、この批判の妥当性を検討するものである。日本の大学で教えているネイティブFLE教師に対して行ったインタビュー結果の分析から、学習者の教育的習慣に関する文化的知識は、適応への慎重さと好意的理解に基づいた教師倫理の一部を形成しているということが明らかになった。この分析結果は、異文化間現象において文化的背景の理解よりも個人の理解を優先させることに対して、異論を唱え、メタ文化的アプローチの必要性を支持するものとなった。

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© 2018 日本フランス語教育学会
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