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研究ノート
米国のマニュアル分析による技術継承に必要な暗黙知に関する研究
甲斐 尚人
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2021 年 80 巻 p. 47-60

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抄録

 企業等における教育や技術継承の方法は、職種による特徴を反映したものやそれぞれの企業独自のものが多く、様々である。その一方で日々の作業現場の教育の一つであるOJT(on the job training)は今なお継承の要として一般的であり重要である。作業現場において、Off-JTやOJTに関わらず指導者不足を補うものとして有効である技術書、特にマニュアルや手順書は、団塊世代の大量退職に伴う労働力の減少や企業内の技術・ノウハウの継承の断絶が危惧された2007年問題や2012年問題において注目され、多くの企業がマニュアル化を進めてきた。マニュアルの起源は科学的管理法に遡り、その後、各国で展開され各国の現場教育方法などに依存して独自の発展を遂げてきた。本稿では日本とアメリカにおけるメンテナンスマニュアルの分析を行い、マニュアルの特徴や制作の背景について比較を行った。マニュアルの特徴を分析し比較することで、技術継承の鍵となる暗黙知を表現する要素を明らかにすることができた。

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