教育経済学研究
Online ISSN : 2436-1801
Print ISSN : 2436-1798
肢体不自由児の表現に関する指導の現状と課題
日本における指導方法の分析を通して
三輪 正太郎金城 紅杏佐々木 浩江
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ジャーナル オープンアクセス

2026 年 8 巻 p. 105-127

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抄録
2017年の学習指導要領改訂以降、肢体不自由児の主体的な「表現」の育成が課題となっていることから、改訂後の実践論文を分析し、意図的な表現を育む指導の現状を明らかにすることを目的として研究を行った。学習指導要領が改訂された2017年以降に発表された研究論文における肢体不自由児における「表現」の指導についてGoogle Scholar、CiNii、J-STAGEを用いて整理した結果、本研究では23本の論文から27件の実践を分析した。成果として、他者との関係形成やICT活用による制約の克服、学校外と連携した「社会に開かれた教育課程」の必要性が確認された。一方で、尺度などを用いて表現力の変容を客観的に分析している研究はほとんどみられなかったことや、主体的・継続的な表現意欲を引き出すための個に応じた支援を行なうことが今後の課題として示唆された。
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