2011 年 33 巻 3 号 p. 436-443
北海道の内陸部に位置する人口約18,000人の一地方都市の住民で,要支援1〜2の軽度要介護認定を受けて介護保険サービスを利用している高齢者を対象に調査を行い,サービス種別に検討することでホームヘルプサービスを利用している要支援高齢者の特徴を把握することを目的とした.ホームヘルプサービス利用群33人と通所利用群45人の合計78人を分析対象として2群間で比較した.調査期間は2009年6〜9月であった.
ホームヘルプサービス利用群は,通所利用群に比べひとり暮らしと,同居家族内に介護認定者のいる者の割合,抑うつ状態ありの割合が有意に高かった.社会関連性指標の「生活の安心感」とSF-8の身体的健康は,通所利用群に比べてホームヘルプサービス利用群のほうが有意に低かった.以上より,要支援認定を受けてホームヘルプサービスを利用している高齢者は,抑うつ状態の割合が高く,生活の安心感と身体的健康が低いという特徴が示された.