老年社会科学
Online ISSN : 2435-1717
Print ISSN : 0388-2446
資料論文
中・高齢者における運動セルフ・エフィカシー情報源の特徴
── クラスタ分析に基づく検討 ──
前場 康介竹中 晃二
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2012 年 33 巻 4 号 p. 575-584

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抄録

 本研究では,中・高齢者の運動セルフ・エフィカシー情報源における関連パターンをクラスタ分析により類型化し,各クラスタにおける対象者の特徴を明らかにすることを目的とした.60歳以上の中・高齢者858人(男性449人,女性409人)を対象として質問紙調査を実施し,運動セルフ・エフィカシーおよびその情報源などを含む諸変数を測定した.クラスタ分析の結果,中・高齢者における運動セルフ・エフィカシー情報源の関連パターンは,①全情報源充足型,②全情報源不足型,③自己関連情報源充足型,④代理的体験充足型,⑤言語的説得充足型,の5つに類型化されることが明らかになった.全情報源充足型では運動セルフ・エフィカシーが高く,定期的な運動習慣を有している者の割合が高いといった特徴が示された.また,全情報源不足型は,それと対照的な特徴を示していた.今後は,運動セルフ・エフィカシーとの関連変数を含んだ包括的な検討を行う必要がある.

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© 2012 日本老年社会科学会
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