2013 年 35 巻 3 号 p. 354-364
[目的]介護福祉士資格取得を目指す学生の概念的理解を促す内容を基本とし,大人数の講義形式で教授する,ストレスマネジメント教育プログラムを考案・実施し,その効果を検証する.[方法]介護福祉士養成2年課程の学生69人を対象に考案したプログラムを実施し,受講前と受講修了時,修了後1か月の3時点で,対照群185人を設定した質問紙調査を行った.[結果]受講の有無と調査時期の2元配置分散分析を行った結果,ストレスマネジメント自己効力感について,受講の有無と調査時期の間に交互作用が認められ,受講終了時に実験群の自己効力感が高まったが,その1か月後に受講前と同レベルにまで低下した.[結論]考案したプログラムの有効性が確認されたが,介入後の効果の定着を図るためのフォローアップ期間を設けた長期的支援プログラムの開発が望まれる.