2015 年 37 巻 3 号 p. 295-305
訪問介護に求められる効果や満足などのアウトカム,測定方法,関連要因を系統的に明らかにすることを目的とした.医中誌Web,メディカルオンラインによるデータベース検索とハンドサーチにより,2000〜2014年までに発表された訪問介護の効果や満足等に関する論文を収集した.採択基準にしたがって選定された13件について検討した.訪問介護の評価に焦点を当てたものは5件に限定され,いずれも満足度を測定するものだった.縦断的研究におけるアウトカム測定について追跡期間に2か月〜4年のばらつきがみられた.アウトカム指標として,ADL / IADL,認知症,意欲,介護負担感等に関する尺度や項目を複数用いている研究が多かった.アウトカムとの関連が認められた要因として,訪問介護の内容(身体介護/生活援助の別),要介護度,訪問介護員の技術,担当頻度等の状況,回答者の別が明らかにされていた.