目的:介護老人保健施設(以下,老健施設)における看護職の役割定義の活動の特徴を明らかにすること.
方法:老健施設に就業した経験のある看護職10人と介護職13人に「看護職の役割」について半構造化インタビューを行った.その語りを質的記述的研究方法により分析し,それぞれの職種が協働するなかでとらえる「看護職の役割」を抽出し,比較した.
結果:看護職が認識している役割として4カテゴリと14サブカテゴリ,介護職が看護職に期待している役割として4カテゴリと12サブカテゴリが抽出された.
結論:①看護職の役割定義の活動では,高齢者や家族,他職種,過去の病院経験での役割定義をもつ自分など「他者」との関係をとおして,老健施設における看護職の役割を再定義していた.②日常生活援助についての看護職の役割定義では,看護職と介護職でその認識にズレがみられた.③医療に関する看護職の役割定義では,病院の医療と老健施設の医療の認識にズレがみられた.
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