老年社会科学
Online ISSN : 2435-1717
Print ISSN : 0388-2446
原著論文
在宅高齢者のテレビ視聴形態と生活機能との関係
―― 基本チェックリストとの関係分析から ――
荻原 牧子戸ヶ里 泰典川原 靖弘
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2017 年 39 巻 3 号 p. 305-315

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抄録

 高齢者の生活においてはテレビ視聴が相当の割合を占め,これと生活機能との間には関連があると予想される.本研究の目的は,先行研究との比較からテレビ視聴形態の変化をみることと,生活機能の違いによるテレビ視聴形態の違いを明らかにすることである.407人の在宅高齢者に対し,自作のテレビ視聴形態アンケートと厚生労働省による基本チェックリストを実施し,その相関をもとに分析した.過去との比較において視聴時間はおおむね3時間であり,視聴番組はニュース・報道番組と天気予報が上位を占めており,視聴動機は情報入手が主であり,過去から現在までテレビの視聴形態には大きな変化のない可能性が高いと考えられた.生活機能との関連については,前期高齢者における特徴は少なかったが,後期高齢者においては,生活機能の低下と社会・情報番組および学習・教養番組の視聴頻度の低さとの間に関連のあることが明らかになった.

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© 2017 日本老年社会科学会
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