2019 年 41 巻 3 号 p. 259-269
特別養護老人ホームの終末期ケアにおいて職員が必要と考える「多職種が連携・協働するためのチームの行動」を明らかにし,「特養の終末期ケアにおける多職種チームプロセスモデル」を検討することを目的に取り組んだ.先行研究を基に検討した結果,チームの行動は36項目となった.次に,特養の職員を対象にコンセンサスメソッドであるデルファイ法を用いて,チームの行動36項目を基に2回の調査を実施した.コンセンサスを示す基準は,平均値,中央値,最頻値においてすべて4以上の項目とした.その結果,チームの行動は40項目となった.さらに40項目を用いて多職種チームプロセスを検討した.検討したモデルは,地域や施設の規模に関係なく多職種で使用することが可能であり,使用することでチームの機能を促進し,終末期ケアの質の向上につながると示唆された.