サロン,スポーツ,趣味,ボランティアグループ参加は,どの社会経済階層に多いのか明らかにすることを目的とした.2016年度の日本老年学的評価研究(JAGES)のデータを用い,38市町の65歳以上の高齢者20,972人を対象とした.目的変数は各グループへの参加有無とした.説明変数は,教育歴,等価所得,最長職,調整変数は,人口統計学的要因など計11要因とした.変数の欠損値は多重代入法で補完し,男女別にポアソン回帰分析を実施した.サロンはどの社会経済階層とも有意な関連を示さなかった.スポーツは,男性で低所得層の参加が少なく(出現割合比0.90),趣味は,男女とも低学歴層の参加が少なかった(男0.92,女0.81).最長職は,スポーツ・趣味で,管理職以外の社会経済階層が低い人たちの参加が少なかったが,ボランティアで参加が多かった.介護予防事業の評価では,社会経済階層に着目した評価も重要と考えられる.