抄録
埼玉県の高校は新型コロナウイルス感染症対策のため,2020年3月から一斉休校となり休校期間中,ICTを活用し,家庭へ向けて学習を支援する必要があった.そこで,本研究では緊急事態宣言下における持続的な学習保障のため,インストラクショナルデザインの手法を用いて,自己の学習ペースに合わせて学習を行う非同期型オンライン授業で,プログラミングに関する授業を実践した.生徒のアンケート結果,授業感想をARCS動機づけモデルの授業興味度調査およびKH Coderを使用して考察した.考察結果から,ARCS動機づけモデルの4分類の中で,自信の要素に関する学習意欲が低下する傾向が見られた.この点から①部分的な同期型オンライン授業の仕組みの取り入れ②学習進捗状況の確認など,教師や他生徒とのインタラクティブなコミュニケーションの必要性が示唆された.