ランニング学研究
Online ISSN : 2758-4461
Print ISSN : 0919-4312
原著論文
北海道マラソンランナーの走行距離および練習頻度の変化と身体の痛み
秋月 茜, 井上 恒志郎, 山口 明彦
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2019 年 30 巻 2 号 p. 219-226

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抄録

本研究では 、 北海道ランナー ( 以下 、 道内ランナーとする 。 ) を対象として冬期間から夏期間にかけ て走行距離が急激に増加するか 、 その走行距離の変化により障害に伴う身体の痛みが誘発されるか検 討を行った 。 対象は 2016 年の北海道マラソンに参加した男性ランナー 554 名とし 、 街頭にてアンケー ト調査を実施した 。 その結果 、 道内ランナーでは冬期間と夏期間ともに走行距離が長いほど身体の痛 みの発生率が高くなった 。 このことから 、 走行距離がランナーの障害に関連していることが示された 。 また 、 道内ランナーは冬期間から夏期間にかけて痛みの発生率が増加することが明らかとなり 、 特に 冬期間と夏期間の走行距離の差が 30 km 未満のランナーと比較して 、 差が 90 km 以上あるランナーは身 体の痛みの発生率が高くなった 。 これらのことから 、 道内ランナーにおいて 、 冬期間にも練習量を多 く確保することや走行距離を夏期間に向けて徐々に増加させるなど 、 季節によって走行距離を大きく 変えないことが身体の痛みの出現を抑える対策の一つになると考えられた 。

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