1973 年 12 巻 5 号 p. 310-315
種々内径のガス管におけるアセチレン,エチレン,プロパン,水素および都市ガスと酸素との主として当量混合ガス爆ごう波について,管路を途中で急に拡大した場合の爆ごう中断特性について実験を行なっ た.イオンプローブ法によって管路拡大前後の波面速度を測定し,爆ごう中断開始圧力を決定した.この圧力以下の初圧では爆ごう波は一時的に中断し,その波面速度および圧力は急激に滅少する.爆ごう中断開始圧力はガスの組成および細管部の管径に依存することが明らかになった.