1974 年 13 巻 3 号 p. 169-173
現場技術者向けの解説であって前半では公害の対象とされる振動および騒膏の計測法を紹介している.振動計は主に2種類の原理に基づくものであって,第一の方法はピックアップを振動体の上にのせて加速度を測る方法であり,第二の方法は外部の固定位置からピックアップを振動体にあてて測る方法である.公害振動はおもに建築構造材や地盤を伝わってくるものなので前者の方法が使われる.騒音では騒音計の指度について簡単に触れている.後半はコンサルティング業務を通じて得た公害紛争解決例をとりあげ,騒音レベルを実際に減少せしめる技術について報告しており,現実の対策に必要な多くの問題点,注意点を指摘している.