安全工学
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可燃性ガス検知器の動作特性
接触燃焼法熱線形
磯部満夫,鈴木紀夫
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1974 年 13 巻 6 号 p. 372-379

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抄録

接触燃焼法熱線形可燃性ガス検知器の検知原理は一種の簡単な熱量測定であるが,動作特性の系統的な解析結果は発表されていない.そこで,基本的な動作特性と周囲条件の影響について実験を行なった.その結果,次の事柄が明らかになった.検知素子の温度抵抗変化は補償素子にも影響し,両者の抵抗変化は加算されて出力に現われる.素子固有の定数(熱容量,消費電力,熱損失,固有抵抗など)と検知感度との関係から小形で,しかも固有抵抗の大きいものでブリッジを構成するほど高感度が得られる.周囲条件の検知感度への影響を温度,湿度,電源電圧変動,試料ガス流量変動などについて調べた結果,1. 周囲温度の上昇とともに感度は低下する.また湿度の増加とともにわずかであるが増加する.2. 電源電圧変動の影響は検知対象ガスにより異なるが,メタンなど特殊なものを除けばあまり問題ではない.3. 試料ガス流量変動の影響は検知室の構造により決まる.

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© 1974 特定非営利活動法人 安全工学会
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