1974 年 13 巻 6 号 p. 380-383
食品添加物の有害性が注目されているが,本研究ではリングオブン法(一般法および呈色剤リング法)に基づく清酒中のサリチル酸の簡易分析法について検討した.一般法ではNo.51A炉紙を使用し,展開濃縮溶液に0.028%アンモニア水,呈色剤に0.3wt%塩化第2鉄アセトン溶液および0.3wt%塩化第2銅アルコール溶液を使用し,90℃で分析操作を行ない,サリチル酸を約5%内の誤差で短時間に分析できた.また,あらかじめ各濃度の塩化第2鉄,塩化第2銅の各リングを作成したのち行なう呈色剤リング法は,サリチル酸の検出紙として使用できることがわかった.