1980 年 19 巻 1 号 p. 9-11
室温・1気圧における,メタンチオール-空気系の爆発限界に及ぼす不活性ガスの影響およびメタンチオール-空気-窒素系の爆発限界に及ぽす圧力の影響を調べた.不活性ガスとして窒素を用いた方が炭酸ガスを用いた場合より,限界は広い.圧力が高くなると上限界はかなり広くなる.爆発限界のピーク値は不完全酸化の反応式(2)で表わされる組成線上にのる.また最小酸素濃度は2kg/cm2absの場合10.2vol% であるが,圧力が4kg/cm2absになると8.6vol%に減少する.