安全工学
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タンク上部部分燃焼における石油の燃焼性状
湯本 太郎小堀衛,半田隆
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キーワード: 火災, タンク, 石油
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1980 年 19 巻 5 号 p. 258-265

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抄録

タンク上部部分燃焼における燃焼性状を知るために,屋根中央部に円形の開口部を持つ直径1mの鋼製タンクおよびそれと同じ開口部直径を持つ鋼製オープンタンクを用いて,無風時に開口部直径10~60 cm,初期フリーボード長さ1~80cmの範囲でヘプタンを燃焼させ,燃焼速度,周囲への放射熱タンク屋根裏面温度,燃料液面温度等を測定した. その結果,部分燃焼の燃焼継続限界初期フリーボード長さと開口部直径の関係,初期フリーボード長さの増加に伴う燃焼効率の低下が分かった.また,部分燃焼と全面燃焼における炎から燃料内への種々の伝熱量の比較から,タンク屋根の役割,關口部直径の大きさによる部分燃焼と全面燃焼の燃焼速度の違いを明らかにした.

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© 1980 特定非営利活動法人 安全工学会
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