安全工学
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酸性溶液中における銅の自己加速型腐食反応と装置の遅延破壊の可能性
潜在危険性のある反応に関す研究 第2報
朝倉祝治,和田厚生
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1982 年 21 巻 1 号 p. 11-16

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抄録

化学反応の暴走や不安定性は,熱や反応性に富んだ化学種等を介した正帰還ループを含む反応機構によって生じると考えられる.酸性溶液中の銅の腐食はCu2+を介した正帰還のかかる反応機構であることを理論的に示した。この理論から,銅の腐食機構は白已加速型反応であると結論される、理論的な予想を実験により証明した.自己加速型反応は装置の突然の破壊を引きおこす可能性がある.従って,これらの反応を考慮することは安全工学上重要であると思われる.

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© 1982 特定非営利活動法人 安全工学会
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