1982 年 21 巻 1 号 p. 35-39
最近,医薬品中闇体,有機過醗化物等熱的に不安定な物質の製造,取扱時に大きな爆発災害を引き起こしており,その設備上の安全対策・不安定物質の危険性評価等が問題となっている.この熱不安定物質に対する危険性評価のための試験法については,現在統一的なものが出されていないが,最近熱分析をその 手段の一つとして使うことが注目され出している.ここに抄訳したASTMの試験法ほ,DTAまたは DSCを用いて反応速度因子を求め,定温実験の結果ともあわせて熱不安定物質の危険性の評価を行なう一手法である.