1984 年 23 巻 2 号 p. 75-81
縦長矩形断面の管内を,デカン=酸素系のフィルムデトネーショソを伝播させ,特に二次衝撃波の伝播速度に注目して,流しシュリーレン写真法により観測を行った,まず二次衝撃波伝播速度変化の概要を把握し,先頭衝撃波が衰弱した二次衝撃波の集合体であることを示した.次に二次衝撃波と燃焼波面が同伴して伝播する現象に注目し,この現象がガスデトネーションに近い現象であること,また燃焼波面と先頭衝撃波が比較的離れているときに発生しやすいことを示した.さらに,この現象は,きわめて短距離しか継続せず,二次衝撃波伝播速度は葱激に落ち込むことを示し,その事実より,可燃性混合気体領域は,燃焼波面の直前のわずかな部分にしか存在しないと推定した.