1987 年 26 巻 1 号 p. 25-30
フレームアレスターの消炎挙動を理論的および実験的に検討するために,最も基本的なタイプのアレスターである,平行平板型アレスターを用い,消炎実験を行った.消炎は火炎伝ぱ速度が速い場合には‘‘吹消え”現象により,また遅い場合には熱損失により生じることを明らかにし,それぞれ臨界速度が存在することを示すとともに,臨界速度に及ぼす,平行平板長さおよび間隔の影響を明らかにした, 消炎現象を二つの簡単なモデルにより検討し,消炎挙動を検討する際に有効な関係式を提唱した.