安全工学
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比誘電率によるブレーキ液の安全管理と廃液の再生
原 實
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1988 年 27 巻 2 号 p. 89-95

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抄録

汎用されているブレーキ液は少量の水分を吸収すると沸点が著しく低下する欠点があり,べ一パロックを生じやすくなって危険である.車両の軽量化あるいはブレーキの引きずりによる燃費を改善するためにチェックバルブが廃止されたので,高沸点の状態に維持する安全管理は従来以上に重要である, ブレーキ液の比誘電率を測定して含水率の経時変化を調べると,4箇月で著しく増大しているものもあれば1年半経過しても小さいものがある.リザーバタンクのブレーキ液の比誘電率をチェックし,含水率が一定の値になった場合に交換するようにすれば効果的な安全管理が行える. また,ブレーキ液の廃液は吸湿し浮遊物等を含有しているが,化学的に完全に変質しているものはほとんどなく,蒸留やろ過によって再生できる.

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© 1988 特定非営利活動法人 安全工学会
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