横浜国立大学環境科学研究センター環境基礎工学
1988 年 27 巻 6 号 p. 387-393
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水田,森林,畑地にお防る大気濃度の測定を数多く実施し,そのデータを基にして農薬の大気汚染を明らかにし,濃度水準を求める方法を試みた.殺虫剤MEP,BPMC,殺菌剤PCNBについて散布後数日ないし1年にわたり,数kmから十数kmの範囲で実験した結果,濃度の確率度数分布を得ることができ, 1μg/m3の汚染が普通的である事実を示した.また,農薬の大気汚染はいったん地表に付着した農薬が揮発する己とによって発生し,温度,風,地形などの条件に従って長期間,広範囲に大気汚染を形成する性質を確認した.
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