安全工学
Online ISSN : 2424-0656
Print ISSN : 0570-4480
ISSN-L : 0570-4480
報文
回転機器の危険速度通過時の振動監視システムの開発
オーバークリティカルで回す回転体のつりあい検査装置の試作
福田 隆文清水 久二
著者情報
ジャーナル フリー

1991 年 30 巻 2 号 p. 88-94

詳細
抄録

オーバークリティカルで使用される回転機器はつりあわせを行った後・危険速度通過を試みる.加速中の外乱やノイズの重畳した振動から,つりあわせが完了し危険速度を通過してよいか,不十分で通過、を断念すべきかを見極めることは・熟練者でも困難である,このような状況から,これをオンラインかつリアルタイムで判定する装置の開発が望まれる.そこで,不確定な変動がある場合でも正しい判断が可能なように予測モデル(カルマンフィルタ)を用いた監視システムをパソコン上に構築し,モデルの妥当性の検討とセンサの比較を行い,つぎに他の監視手法と比較した.本監視システムは,危険速度43 rpsのロータ系に対し,約20rpsの時点でつりあいの状態を判定することができ,振動値で判定する手法より優れていた,以上の結果から,予測モデルを用いた本システムは高い監視能力を有することがわ かった.

著者関連情報
© 1991 特定非営利活動法人 安全工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top