労働省産業安全研究所
1991 年 30 巻 3 号 p. 148-155
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安全性は,信頼性と似てはいるが異なる概念である.人命を預るような分野では,たとえ信頼性を下げてでも安全性の確保が優先される.しかし,一般にフェールセーフは単なる多重安全として信頼性と同じ扱いを受けており,そのためシステムの安全な構造を作るための論理が広く理解されていない.ここでは,危険要因であるエネルギーの安全制御がフェールセーフ技術によっていかに達成されるかについて,特に,フェールセーフを実現するための準備について,安全制御の論理に基づいて概説する.
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